一つのプロジェクトを終えて次のアサインでテクニカルアーティストというポジション名になり、プロジェクト全体のワークフローやツール選定を考えるようになった時期、そして海外でテクニカルアーティストとして働くなかで役立った本と Web をまとめました。
TA の役割の理解から、コードの書き方・Web サービス・CI/CD まで、この段階で読んでおいて良かったものを紹介します
この記事でわかること
- テクニカルアーティストの役割を理解するための本・動画
- コードの書き方(実践と Python GUI の参考)
- Web を介したサービス提供(FastAPI、Docker など)
- CI/CD(GitHub Actions など)の入門
そもそも、テクニカルアーティストとは?
簡単に言うと、アーティストとエンジニアの橋渡しをする役割です。
会社や国によって定義は少しずつ違いますが、
美術的な感性と技術的な知識を持ち、パイプライン構築やツール開発、最適化などを担当している人。
という理解でよいと思います。僕なりの結論としては、
上記を理解したうえで、どんな分野でも飛び込んで理解し、解決まで持ち込める人
というイメージです。
テクニカルアーティストとしてのスタート
プロジェクト全体を考えて、ワークフローの作成や必要なツールを考えるようになりました。
まずは先輩やエンジニア、他プロジェクトの構造や考え方を聞きまくった時期です。
そのときに「他の TA は何をしているのか」を把握するために読んだのが以下です。
テクニカルアーティストスタートキット 改訂版
日本語で TA 向けに探して見つけたのはこれくらいでした。
現場の雰囲気も伝わってくるし、名前の通りスターターキットとして優秀だと思います。
Technical Artist Job: How To Prepare, What To Expect
7 年前の動画ですが、テクニカルアーティストの役割をかなり詳細に分割して解説しています。
2D/3Dのツールの本とかについて
正直公式のサイトや他の方々が有志でまとめてくれたブログなどをひたすら検索して情報を見つけるということで十分だと思ってます。
それと、「ここのサイトが際立って有益。」と感じるところデザイン/ゲームツールではあまり無いように思えます。(ニュースサイトを除く)
海外のテクニカルアーティストとして
海外へ移り、テクニカルアーティストの認識の違いを肌感で知ることになりました。
多くの連携先がある環境では、多様なツールや開発環境のサポートが必要で、git で管理したり CI/CD を組むような仕事が増えました。そこで学んだのは、
- コードの書き方
- Web を介したサービスの提供(フロントとバックエンド)
- CI/CD
です。
基本といえば基本ですが、僕の経験ではこの 3 つが大きな柱でした。
コードの書き方
実践と、GitHub や他のソースコードをひたすら読むこと、そしてフィードバックをもらうこと。この 3 つが一番早いと感じています。書籍や Web は特に「これ一冊」というものは見つかっていません。
唯一、Python で GUI を作るときにたまに読んでいた無料のページ
Python と Qt5 ではじめる GUI プログラミング for Windows
Amazon Unlimited に入っている方は無料で読めるはずです。
Web を介したサービスの提供(フロントとバックエンド)
国をまたいで連携やサービス提供をする環境では、PyQt などとバックエンド(Python)が連携する構成が多く、ここでフロントエンドとバックエンドの違いを実感して理解しました。
基礎から学ぶ FastAPI 実践入門
Python で高速にバックエンドを作るなら FastAPI。目を通していたのはこれです。
FastAPI 入門
Zenn の無料入門書。手軽に読めます。
Docker&仮想サーバー完全入門 Web クリエイター&エンジニアの作業がはかどる開発環境構築ガイド
デプロイやフロント・バックエンドの構築を楽にするなら Docker の理解が役立ちます。
初心者が絵で理解する Docker
イメージで理解しやすく、かつ無料です。
CI/CD
Unity でビルドからリリースまでのパイプラインを保守するプロジェクトでは、Jenkins で管理されていたため、CI/CD の考え方を改めて学びました。
実際は実践と公式ドキュメントの往復が多かったです。(そりゃそうか)
【GitHub Actions 入門】GitHub Actions について基礎から徹底解説
無料で提供されている情報で基礎を押さえ、あとは公式ドキュメントを見ながら繰り返すので十分だと思います。
まとめ
テクニカルアーティストとしてポジションが変わったあと、とくに海外ではコード・Web・CI/CDといった「エンジニア寄り」の知識がそのまま TA の仕事になりました。
正直TAとは、一つの括りで出来ないので、僕の経験としてはこういうふうな事をやりました。という感じで受け止めていただければと思います。
前の段階(シェーダーアーティスト時代)の本・Web は「シェーダーアーティストとして役立った本・Web
テクニカルアーティスト10年で役立った本・Webまとめ」ではこれまでの僕の経歴と役に立ったものをまとめた記事をまとめています。
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