いつも通りオフィスに来て MacBook を開き、iPad を外部ディスプレイとして使おうとしたら、次のメッセージが出て接続できなくなりました。
The iCloud account does not use two-factor authentication.
(「iCloud アカウントは二要素認証を使用していません。」)
なぜ急に出てきたのか、自分でもよくわかりません。。。
記憶にあるのは Apple アカウントのパスワードを変更したこと くらいで、パスワード変更後にサインインし直す必要があるデバイスは、思いつく範囲では対応していました。
それでも Sidecar まわりだけ状態がおかしくなっていたのかもしれません。
この記事では、Apple サポートなどで一般的に案内されている対処を順に試しつつ、最終的に自分の環境で効いた方法までを書きます。
環境
| 項目 | 内容 | OS |
|---|---|---|
| Mac | MacBook Pro(Apple M1 Pro) | Tahoe Version 26.3.1 (a) |
| iPad | iPad Air(第 4 世代) | 26.3.1 (a) |
ここで試したこと(公式でよく案内されている内容)
Sidecar や Continuity まわりは、Apple サポートの「Sidecar を使う」 などに、前提条件やトラブル時の確認項目がまとまっています。それに沿って、次の順で試しました。
1. ケーブルと接続の切り替え
- 有線(USB-C)でつないでいたので、別のケーブルに差し替えたり、ポートを変えたりしてみました。
- 無線でも試せるように、同じ Wi-Fi に乗っていることも確認しました。
2. 二要素認証(2FA)がオンか確認
エラーメッセージのとおり、Apple ID の二要素認証が有効かどうかを確認しました。
- 設定(またはシステム設定) → 名前(Apple アカウント) → サインインとセキュリティ などから、二要素認証がオンになっているか見る、という流れです(機種・OS で画面名は多少変わります)。
ここでは「オンになっている」のに、Sidecar だけ古い状態を参照しているような挙動に見えました。
3. 同じ Apple アカウントでサインインしているか
Mac と iPad の両方で、同じ Apple アカウント にサインインしていることを確認しました。
4. Wi-Fi・Bluetooth・Handoff まわり
- Bluetooth をオフにしてからオンに戻す
- Handoff が有効か(Mac:一般 → AirDrop と Handoff など)
- インターネット共有を使っていないか(公式の前提条件に含まれることがあります)
5. 再起動
Mac と iPad の両方を再起動しました。
単純ですが、接続まわりではよく効く手順です。。。
6. ソフトウェアアップデートの確認
利用可能なら macOS / iPadOS を最新に近い状態にしておく、というのも定番です。
上記を試しても、自分の環境では Sidecar は復旧しませんでした。エラー表示は変わらず、外部ディスプレイとして使えない状態が続きました。
結局これで直った:両方でサインアウト → 再サインイン
最後に試したのは、MacBook と iPad の両方で、Apple アカウントから一度サインアウトし、改めてサインインし直すことでした。
- Mac で Apple アカウントからサインアウト(必要ならデータのコピー案内に従う)
- iPad でも同様にサインアウト
- その後、どちらか一方から改めてサインインし、もう一方も同じアカウントでサインインし直す
※ サインアウトすると iCloud の同期や、端末にだけあるデータの扱いで確認画面が出ることがあります。公式の説明に沿って、消したくないデータの扱いだけは事前に確認してください。
この手順のあと、Sidecar で iPad を外部ディスプレイとして認識できる状態に戻りました。エラーメッセージも出なくなりました。
まとめ
- 突然 「The iCloud account does not use two-factor authentication.(iCloud アカウントは二要素認証を使用していません。)」 と出て Sidecar が使えなくなった。
- ケーブル・2FA・同一 Apple ID・通信周り・再起動など、公式でよく書かれている確認は一通り試したが、自分のケースでは不十分だった。
- Mac と iPad の両方でサインアウト → 再サインインしたところ、接続が復旧した。
パスワード変更だけが原因かは断定できませんが、「端末上のサインイン状態」と「iCloud 側のセキュリティ設定」のズレが、メッセージだけ妙に見える原因になりうる、という理解でよさそうです。同じ症状のときの候補のひとつにしてください。